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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.115 ブング・ジャムおすすめの手帳・ノート&手帳まわりグッズ その1
本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、ブング・ジャムのみなさんがおすすめする手帳・ノートや手帳まわりグッズを紹介してもらいました。
第1回目は他故さんおすすめの「LACONIC®︎SnapNotes」(ラコニック スナップノート)です。
(写真左からきだてさん、高畑編集長、他故さん)*2026年8月15日撮影
*鼎談は2026年9月26日にリモートで行われました。
ノートを身に付けて持ち歩く
「LACONIC SnapNotes」(ラコニック スナップノート)*関連記事――本日は、手帳・ノート&手帳まわりグッズをご紹介いただきます。まずは、他故さんお願いします。
【他故】小さいノートでも何でも、紙を身につけておきたいといつも思っていて、いろいろと試してたんですよ。今は今回出たLACONICの「スナップノート」っていうシリーズを使ってます。ガワ(手帳カバー)としては3種類あるんですけど、みんなナスカンが付いていて、例えばベルトループであるとか、カバンの外とかに付けておけるので、いつでもすぐに見られて、すぐ書けるっていうところにとても興味を持って。自分もベルトループのところに必ず引っかけて、ずっと持ち歩いてるんですけど、やっぱりいいですよね。小さいノートを持ち歩くって。
【他故】定期的に書いてるものはなくて、どちらかというと、外出する前に今日やることとか、今日忘れちゃいけないこととか、そういうのをメモに書いておいて、出たら見るみたいなパターンの方が今のところ多いですね。外出先で書くことはほとんどないんですけど、今日何か買おうかなと思ったらそれを書いておいて、店に着いたらそれを見ながら、「あ、これ忘れちゃいけない」っていうやり方を今はしています。
【きだて】ということは、ToDo的な使い方がメインなの?
【他故】ToDoとまでは言い切れないのかな。その時に思ったことを書いたりもしているし。ToDoと違うのは、チェック項目を作ってはないんですよ。「これやった」と言ってチェックはしない。でも、書くだけ書き出しておいて、「あ、これやった」とか「これ忘れちゃいけない」っていうのを見る。そこにさらにその時の感想みたいなものをあとで書いたり。To DoのDoのところにチェックをしないって感じですかね。
【きだて】あー、なるほど。もうちょっと日常的なリマインダーメモ的というか。
【他故】どちらかというとリマインダーに近い。もちろん、ここに色々と細かく書いたりすることもないわけじゃないんだけど、そういうときには他に手帳はいくらでもあるので、これ自体には出かけた時に忘れないように、「何時のバスに乗る」とかみたいなことを書くみたいな。スマホをすぐに出すってことができなかったりすることが過去に結構あったので、これだとすぐに見られて。今めちゃくちゃ重宝してるところです。あと、中のノートが替えられて、9種類あるんですけど、その中で一番ベーシックと思われるのが、おそらくドット方眼と横罫のノートだと思うんですね。で、僕はこの横罫のノートが好きで今使ってるところです。
――「スナップノート」のは、To Doのリフィルがあったじゃないですか。それは使ってないんですね?
【他故】うん、それではないですね。横罫の「ルールドメモ」というのを使っています。
――2冊入れられますよね?
【他故】2冊入れられるので、大体の方は2冊入れて運用すると思うんですけど、僕はルールドメモだけ入れてます。
――あ、1冊だけ入れてるんですか。
【他故】他のものを一緒に入れてもいいんですけども、1冊だけ入れてます。カバーの中にビニールの見開き透明パーツが付いていて、これに対して1冊、2冊と左右にノートを差し込むかたちになってるんですけど、もう片っぽのポケットには筆記具が入ってるんですよ。
――ああー。
【他故】ゼブラの「カーディー」が。
【きだて】懐っ! 発売、昭和じゃん。
【他故】「カーディー」のボールペンがまだ生きている。「良く書けるな」っていう(笑)。メインはシャープペンシルなんですけども、これを常に入れてるので、僕は1冊使いです。
【高畑】来年の「マンスリー2027」っていうのが用意されているので、本当にミニマルな感じで行くなら一応手帳としても使える。他故さんは今ノート的に使ってるけど、いわゆるスケジュール帳としてもね。ブロックマンスリーなんだけど、非常に小さいので、ラジオ体操のハンコを押すくらいしかできないけど(笑)。まあ、極細のペンを使えば書き込めなくはない。
【きだて】スナップノートって確か、紙面は名刺くらいだよね? 名刺よりちょっと小さいのかな?
【他故】いわゆる、クレジットカードサイズって言われてるやつ。
【高畑】名刺よりちょっと小っちゃい。
【他故】ちょっと小っちゃい。これ中のビニールポケットに名刺が入らないので。
――SuicaとかPASMOとかの交通系ICカードと同じくらい。
【他故】そうですね、その大きさですね。
【きだて】そういえば他故さんって「オープンリングノート」のすごいちっちゃい版も気に入ってたよね。
【他故】 あ、「オープンリングノート ミニ」ね。
【きだて】そのサイズ、よく使えるなと思って。書き込むも読むのも大変じゃない?
【他故】使えるなっていうか、とにかく紙を身から離したくないっていうのを長年続けてた結果、ちっちゃい方が好きっていう風になっちゃったんだと思うのよ。
【きだて】あー。
【他故】大きく書きたいときには、大きいノートは別にあるから、それは使うんだけど、常に身につけたいなと思ったときに段々小さくなっていったっていうことじゃないかな。あと僕がルールドを使ってるのは、これ縦にマージン罫が入ってるんですね。ここの用紙左脇にマージン罫が入ることによって、行頭がピッタリ揃うんですよ。こっちの方が僕にとっては重要で。細かく小さくてもいいからキレイに書きたいと思ったときに、このノートが今のところ僕の中ではベストっていう状態です。
【高畑】僕は前から「EDiT」のちっちゃいやつを持ってるから(こちらの記事を参照)、これ1冊で大体いける感じなので、こっちも資料として買ってはきたけど、あれもこれも同時には使えないから、今は使ってない。でもこれはこれで面白いのと、今年は特にこのサイズ、というかメチャクチャちっちゃいのが増えた感じがするね。「ロルバーン」のミクロとか、本当にカプセルトイに入ってるみたいな印象のノートが増えたなっていう。みんな本当に書いてるんだろうかっていうくらいちっちゃなものが。
【他故】ははは(笑)。
【高畑】まあ、他故さんくらいの字だったら確かに書けるんだろうけどね。
【他故】もちろん、すごいちっちゃいともう読めないので。昔結構自慢してた、3㎜方眼に字を入れるなんて、もうやってないんだけど(笑)。
【きだて】ああ、さすがに(笑)。
【他故】もうそれは、書けたところで見えないので(笑)。
【高畑】書けたところで見えない(笑)。
【他故】そう。これ何㎜なんだろ? 5㎜罫なのかな。ちゃんと測ってないですけど…。ああ、これ6㎜か。
【きだて】6㎜はあるんだ。
【他故】うん。だからこれは全然普通のノートと同じで、ただ単にちっちゃいノートとして使えるっていうのが、今のところ僕の中ではとてもいいなと思っているところです。あと、リフィルノートで、全然使い方の想定が分からないやつが入ってるのが、さすがLACONIC面白いなっていう。
【高畑】あ、そうそう。「スピーチバルーン」とかでしょ。
【他故】そう、「スピーチバルーン」はさすがにどう使っていいかサッパリ分からなくって(笑)。
【高畑】これ、何に使うんだよっていう(笑)。
――吹き出しみたいなやつですね。
【他故】そう、吹き出しが3つずつくらい書いてあるやつ。
【高畑】そう、いろんな形の吹き出しがあるんだけど、これどう使うんだよっていう(笑)。
【他故】これはすごい難しい。
【きだて】アイデアメモとか、そういう単発のなにかを書く用かな。
【高畑】まあ、そういうことだとは思うけどね。
【他故】この説明を読む限り、「書き出すことで頭の中が整理され、自分の考えを客観的に見つめ直すきっかけに。アンガーマネジメントにも役立ちます」なんて書いてあるので。
【きだて】ははは(笑)。
【高畑】アンガーマネジメントか。じゃあ、ここに上司の悪口とかを書いていくわけですか。
【他故】怒りの表現のところに「なんだこのやろー !」って言って、6秒経ったら「ふぅ」ってなるみたいな。
――それ落としたらヤバいやつでしょ(笑)。
【きだて】こんな吹き出しに怒りを書き出せるなら、むしろ相当に冷静だろ(笑)。
【他故】書き出せたら冷静だよね、良く考えたら(笑)。
【高畑】きだてさんは、アンガーマネジメント用のノートを持ってるらしいじゃないですか(こちらの記事を参照)。
【きだて】アンガーマネジメントというよりは、単なる恨み日記というか、呪いメモというか(笑)。
【他故】悪口メモ(笑)。
【きだて】人とかモノに対してムカついたことを書き連ねたノート。未だに継続して書き続けてますけども。
【高畑】継続中なんだ。
【他故】いいね。
【きだて】だって、書くネタが尽きないからね。
【他故】ははは(笑)。
【きだて】例えば新発売のボールペンがまったくダメダメだったときも「ここがダメで、あそこもダメ。考えたヤツがダメ過ぎ」みたいなことを書くんだけど、それが後々に別の製品レビューをするときの下敷きになったりもする。悪口は書き留めておくと役に立つんだよ。
【他故】まあ、色々あるよね。
【きだて】そういう意味では、ちょっと面白いかな。このスピーチバルーンのリフィルは。
【他故】俺は残念ながら、ちょっと使い道が分からなかったけど、他のものはそれなりに良くある系で、本人が使うときにピンとくればいいなって思うよね。
【高畑】基本的には、自分で好きなのを2冊選んで入れるっていうね。
【他故】そうそうそう。さっき文具王が言ってたみたいに、マンスリー+ノートみたいなイメージなんだと思うけどね。
【きだて】ちょっと面白いなと思ったんだけどさ、一昔前のこういうカードサイズメモとかミニノートって、財布に入れて携帯するのがよくあったじゃない。
【他故】あ、あったね、そんなのもね。
【きだて】レイメイとかダイゴーでもあったでしょ。なんだけど、これは専用のリフィルカバーがあって、単体で持ち運ぶ前提なんだよね。
【高畑】このシリーズには透明のやつとかビニールカバーもあるんだよね。こっちは完全に止水ファスナーだけど、そこまでじゃなくても、これもナスカンが付いてるし。あと、他のメーカーでも吊り具を付けてるところが多いんだよね。「ロルバーンミクロ」も付いてるし。
【他故】なんか吊るのが流行ってるらしくて。いわゆるチャーム的なものとして吊るっていう文化そのものが若者にめちゃくちゃ流行ってるって話は聞くんだけれども。
【高畑】まあ、書くか書かないか以前の問題として、アクセサリー化してるところはあるんじゃない?
【きだて】そんな感じはするよね。
――三菱鉛筆の、「&knot(アンドノット)」でしたっけ? カラビナが付いてるボールペン(こちらの記事を参照)。
【高畑】あ、そうそう。ああいうのと一緒に吊るすみたいな。
【他故】これ、チェキを入れるっていうのもかなり大きいんじゃない、このサイズって。
――あ、そうそう。チェキはイメージしてるみたいですね。販促物でチェキのプリントみたいな感じのカードを作って売り場に置いてるみたいですよ。
【他故】ロフトの売り場へたまに行くと、これの什器を見ているんですけど、リフィルノートが結構動いてるんですよね。いろんなものが欠品になってる。さっきのスピーチバルーンなんてすごく人気があるみたいで、もうそこら中にないんですよ。
――そうなんですね。LACONICは、日付入りのマンスリーが一番動いてるって言ってましたよ。
【他故】でも、それ以外のものもちゃんと動いてて、欠品になってるものが沢山あるので。
――じゃあ、まんべんなく動いてるんですね。
【高畑】マンスリーは、今買っとかないと買えないっていうのがあるから。
【他故】日付入りは特にそうだね。
【高畑】これを来年使いたいって思う人は、今買っとかないと買えないからさ。そう意味では、多分今売れてるんだろうけど。
【他故】そうね、日付入りとプラス何かっていったときに、ベーシックを選ぶのか面白そうなのを選ぶのかっていう。まあ、必ず2冊買っていくっていうところも上手いところかもしれないですよね。
【きだて】これだけ選択肢があると、2冊選ぶときも、1個は実用で1個はオモシロみたいな選び方をしたくなるよね。
【他故】あ、分かる分かる。それはそう。
【きだて】そういう意味で、このスピーチバルーンとかラインアップしとくのは上手いなって感じがする。
【他故】何だか分からないけど買ってみるっていう(笑)。
【高畑】せめて1個くらいは特徴のあるものを入れとかないと、ラインアップとしてちょっとぼんやりしちゃうんだよね。このシリーズを位置付ける上で、こういうのは欲しくなるね。
【他故】そうね、象徴付けるって意味でもこれはすごく変わったリフィルだし。他のやつも、ちょっと変化球っぽいのもあるじゃないですか。「ミニログ」なんて言い方はしてるけど、1日1ページになりますよとか。「一言メモ」って言ってるけど、これって見開き2週間になってますよとか。結構、考えて作ってるなっていう。
――まあLACONICは手帳をずっと作ってるメーカーなので、そういうフォーマットとか結構色々工夫して作ってますよね。
【他故】いろんなやつを作ってますよね。全体を網羅するほどちゃんと見てはいないんですけど、色々変わったの作ってるなっていつも思ってるし。私も、俳句ノートとか買いましたしね(笑)。
【高畑】ああ、あったあった。
【他故】注目はしてたんだけど、今回このちっちゃいものとして出てきたのが、僕にとってはズバリだったので、これはいいなっていう感じです。
――何でちっちゃいノートとかそんなに売れるんですかね?
【高畑】逆じゃないですか。大きいノートが売れなくなったんじゃないですか。
――ということなんですかね。
【他故】結果的に、たくさん書くっていうことをやる人が少ないからじゃないですか。
【きだて】ちょびっと書けばページが埋まるっていう方向にみんな行くのは分かる。
――まあ、確かに。
【他故】謎の達成感が。
――B5のノートとかページ埋めるの大変ですもんね。
【きだて】何なら、横罫もそれこそ6㎜とか言わずに、8㎜のU罫とかにすればいいのにと思って。もっとシンプルに埋められるように。
【他故】行数を減らせってことね。
【きだて】うん。まあでも、このサイズで6㎜罫だとあっという間に埋まるか。
【他故】若い人用だと思うので、太い罫で大きな字で書くとは想定されてないと思うんだよね、どちらにしても。
【きだて】そっかー。あ、これドット罫も5㎜だもんな。
【他故】そう。大きいノートを小っちゃくしました、だからカワイイんじゃない?
【きだて】うん。
【他故】そんな気も少しするんですよね。
【高畑】そうだと思う。ミニチュアっぽい感じはすごくするよね。
【きだて】さっき、ガチャガチャ感みたいな話も出たけど、やっぱりその辺よね、
【他故】うん。ソリッドなデザインはあるけど、これはカワイイの記号でできてる気がする。
――お店の売り場に出ている人とかがこれ便利そうだなと思って。
【他故】 あ、こうやって(腰に)引っ掛けておいてっていう感じですよね。
――そうそう。M5とかを使ってるっていう店員さんもいたので。
【きだて】俺ら世代だと、書いたのを読むときに、いちいちメガネをずらさないといけなさそうで、それはそれで大変なんだけどな(笑)。
――だから、我々世代は眼中にないのですよ。
【他故】これは若い人用。
【きだて】さっきも言ったけど、他故さんがよく使えるなと思って(笑)。
――そう思う。
【他故】それは、自分が書いた字で読める限界の大きさに一応合ってるから使えているのであって、さすがに読めないんだったら使わないですよ(苦笑)。
【きだて】それはそうなんだけどさ。
――メガネ外さなくても見えるんですね。
【他故】これはそうですね。遠近両用眼鏡ですけど、わたし。
【高畑】メモだと、俺は「ダイヤメモ」がちょうどいいんだけど。このぐらいの大きさがメモとしてはちょうどいいなと思っていて。「ダイヤメモ」は段が4つに分かれてるから、1段に1ネタみたいな感じで書くことも多くて。やっぱりこれぐらいは欲しいなって感じもする。俺的には、これはちょっとちっちゃい。今年見ている手帳系のものは、「うわ、ちっちゃいな」ってすごく思う。
【他故】うん、1ページ分では足りないね。
【高畑】もう書くことは限られてんだろうなという気はするけどね。
【他故】そんな気がしますよ。むしろ、この1ページ埋めるなんていう使い方は想定してないんじゃないですか。
【高畑】うん。
【他故】でも、こうやってぎっしり書いてみると、書いたら書いたで楽しいんですよ、やっぱり。
【高畑】ま、それはね。
【きだて】このサイズで64ページ。
【他故】まあまあ保つよ、これ。多分。
【きだて】そんな感じはするけども。
―― 毎日結構書いてるんですか?
【他故】毎日書くっていうアグレッシブなノートは別に存在するので、さっきも言いましたけど、これは外に持ち歩くときに何か言い忘れていけないこととか、日程とか、駅名とかをメモしておいて見る用なんですよね。基本的にマージン外に日付を入れて、同じページでも違う日のものが連続で書かれている状態になっています。1日1ページなんてことはないです。だいぶ間が飛んでますから、詰めて書きます。
【きだて】これ1冊で660円だから、そういう使い方はさすがにちょっともったいなさ過ぎるな。
【他故】じっくり使おうかなと思って(笑)。
――ああ。
【他故】あと、気を付けなきゃいけないのは、止水ファスナーが付いてるカバー「レンジ」ですけど、防水ではないので。
【きだて】あ、そうなの?
【他故】なので、濡らすと普通に中に浸透するので、気を付けた方がいいです。
【高畑】これ、外側は浸透するの?
【他故】うん、止水ファスナーを付けてるだけ。
【高畑】あ、そうなんだ。
【他故】そう、この表面のナイロンの部分は、防水機能はないです。
【高畑】防水スプレーぐらい吹いときたくなるな。
【他故】だから僕は、これは自己責任で防水スプレーを吹いて使ってます。
【高畑】それは吹かないと。
――プレスリリースに「防水仕様ではありません」って。
【きだて】ほんとだ、そう書いてある。
【他故】勘違いされる可能性がとても大きいので。
【きだて】それはするだろ。止水ファスナーを使ってて本体が防水じゃないって何よってってなるよ。ファッション止水じゃん。
【高畑】なる、なる。
【きだて】しかも、製品名が「レンジ」とかそういうアウトドアっぽい。
【他故】めっちゃアウトドア系で、オリーブとかそういう色のやつがカタログに載ってるからハードに使えそうなんだけど、でも本来の能力としての防水能力はないので。
――じゃあ、雨の日に吊るして持ち歩くときは気を付けないといけないですね。
【他故】うん、それか私のように先に自己責任で防水スプレーを吹いとくか。僕はもう何回も吹いてるので。
――防水スプレーは効きますか?
【他故】しっとりはするけど、中浸透はしなくなりました。
――まあ、そこは気を付けましょうということですかね。
【きだて】俺は、絶対これ気づかずに濡らしちゃうだろうな。
【他故】そう、これはそういう製品なのでちゃんと分かってないと。
【高畑】外にぶら下げるとね。
【きだて】だって、どう考えたってこれ、腰にぶら下げたりとかバッグに吊るしたりとかして、外側に向けて出すじゃない、やっぱり。
【他故】外付けだからね。
【きだて】しかもマスコット感あるから、やっぱり見せびらかしたいじゃんっていうのはあるし。
【他故】場合によっては、このフォーマットがちゃんと順調に売れて、もうちょっと高級な、防水版とか革版とか出てきてくれると嬉しいなというのはあるけど。そこまでいけるかな。
【きだて】ちょっと防水欲しいね、これは。
【他故】これが例えば、防水版で7,000円でも僕は買う気がするんですよ。
【きだて】おー(笑)。
【高畑】これいくらだっけ?
――他故さんが使ってるウンドファスナータイプは、税込で3,080円ですね。
【他故】本当に防水だったら、倍でも買うな。
――すごい気に入っちゃったんですね。
【他故】久々に、ちゃんと「お気に入りです」って言えるようなものが出たので。今年って、僕のお気に入りは全部ノートの話なんですよね。上半期ベストバイも「KAKUNOTE」だったし(こちらの記事を参照)。
――ああ、そうですね。
【他故】自分の中で便利だと思うノートが出てきたっていうのがすごくいいですね。
【きだて】身につけるのに小さいのを選ぶというのが、やっぱ他故さんなんだなぁ。
【他故】小さいの好きだから。普通はそれなりの大きさがないと、やっぱり使い勝手としては困るかな。
【きだて】俺は身の回りの紙類を可能な限りA5に統一するって決めてるし、老眼もキツいので、このサイズはやっぱりつらいなー。
【他故】なるほど。
【きだて】でも、このリフィルのバリエーションは楽しそうで羨ましい。
【他故】LACONICのシステムノートシリーズのちっちゃい版だって考えると、めっちゃ可愛くていいよね。
【高畑】たしかに。
【きだて】あとは、このスピーチバルーンを、俺向けに全部バクダン吹き出しのやつバージョン出してくれないかなって。
【他故】爆弾バージョン?
【高畑】腹立ってるのしかないやつ。
【きだて】そうそう、怒りを書き出す用は全部それであってほしいよね。ふわふわした吹き出しとかいらねえんだっていう(笑)。
【他故】いらないんだ。罵詈雑言メモだよ(笑)。
【きだて】全部トゲトゲした鋭いバクダンでお願いします。
【他故】罵詈雑言メモまずいよ(笑)。
――そんなの腰に付けて落としちゃったらやばいじゃないですか。
【きだて】あ、ほんとだ。それはダメだ。
【他故】それはダメだな。
【高畑】裏表紙に「きだてたく」って書いてあるんでしょ。
【きだて】名前書いてあるの最悪だな。だからね、落としてもすぐ気付けるようにちょっと大きめがいいな、A5ぐらいで。
【他故】ははは(笑)、そっち?
【きだて】やっぱこのサイズ危険だ、ダメだダメだ。俺には向いてなかった。
【他故】ははは(笑)
――他故さんは、カバンか何かに付けてるんですか?
【他故】僕は、腰からリールで吊ってます。普段PASMOとか鍵とかを吊ってるリール(KEY-BAK®)があるんですけど、これにそのまんまスナップノートのナスカン付けて吊ってます。
【高畑】自重で落ちてこない?
【他故】いや、これ自体はそんなには重くないんですよ。
【高畑】そのぐらいだったら大丈夫なんだ。
【他故】一応メイドインアメリカのキーバックを使ってるので、そう簡単には下がらないです(KEY-BAK No.6で最大170g)。
【きだて】ああ、ちょっと上下するぐらいか。
【他故】ちゃんと戻るんで。
【高畑】今や懐かしい腰リールね。
【他故】腰リールはまあ万能だし、これはやめる気はないので使っていこうかなっていう感じですね。ただ、実は外側にクリップでボールペンを1本付けてたんですよ。そいつは見事に紛失しました。だから怖くて、中に「カーディ」を入れるようにしたので。
【きだて】それ、外にボールペン付けられるような場所ある?
【他故】ナスカンと本体をつなぐ輪っかが細いの。ここにクリップが引っ掛けられれば、実は1本ボールペンが付けられるんですよ。アンテリックの3色ボールペンミニサイズを付けてたんだけど、ものの見事にどこかに行ってしまいました(苦笑)。
【きだて】うーん。
【他故】だから、どんなペンでも付けようと思えば付けられる。まあ、クリップの形状によりますけどね。
【きだて】それにしたって、それの解決策が「カーディ」は、さすがにちょっとピーキー過ぎるだろ。
【他故】こういうカード文具って流行らないかなって常々思ってるんだけど、ダメですかね?
【きだて】そりゃ思うけどさ。思うけどよ。ていうか、まだそのリフィルが生きてるんだな。
【他故】これはギリギリ書けるね。油性ボールペンだけど。
【高畑】 それ、先端から引っこ抜いたら挿さるんじゃないの?
【きだて】4C芯に入れ替えできるのかな?
【他故】「カーディ」って初代のやつは埋め込みだから。2代目になると交換できるんだっけ? こいつは基本変えられないし、ペンチで引っ張ったぐらいじゃ抜けない。
【高畑】あ、そうなんだ。
【他故】なので、ボールペンはほぼおまけみたいな感じで、一応書けるけどメインはシャープペンシルっていう感じですね。
【きだて】それにしてもよ(笑)。
【他故】ここはだから、皆さんがマネできないところなので(笑)。
【高畑】ネタ枠ではあるね。
【他故】おまけのネタです。というわけで、ちっちゃいノートを使ってみたいなっていう人は、ガワがカッコよくて、高いっていうのはちょっとネックかもしれないですけど、可愛いノートも入ってるんで、もしよかったらどうですかっていう話でした。
――ありがとうございます。
*第2回目はきだてさんおすすめの「LACONIC e-Friendly(イー・フレンドリー)A5マルチケース」です
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プロフィール
高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/
きだて たく
小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/
他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/


