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【連載】月刊ブング・ジャム Vol.109 ブング・ジャム注目の最新シャープペン その1

文具のとびら編集部

本サイト編集長の文具王・高畑正幸さん、イロモノ文具コレクター・きだてたくさん、ブンボーグA・他故壁氏さんの3人による文具トークライブユニット「ブング・ジャム」が、気になる最新文房具を独自の視点から切り込んでいく「月刊ブング・ジャム」。今回は、ブング・ジャムのみなさんが注目する最新シャープペンを取り上げます。

第1回目はパイロットコーポレーションの「エアステップ」です。
(写真左からきだてさん、他故さん、高畑編集長)*2025年11月7日撮影
*鼎談は2026年3月27日にリモートで行われました。

この良さを多くの人に知ってほしい!

エアステップ.jpg「エアステップ」(パイロットコーポレーション) 1回のノックで長く書ける「エアステップライト」と、ソフトな書き心地を実現する「クッションシステム」という2つの新機構を搭載したシャープペン。さらに、指にフィットする波型形状のエラストマーグリップや、金属製口金による低重心設計により、より書きやすい仕様となっている。税込495円。※関連記事

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――今日はシャープペンについて取り上げます。まずは「エアステップ」ですね。

【高畑】「エアステップ」に関しては、やはりきだてさんなんじゃないですか。

【きだて】いや、まずはグリップがめちゃいいよねっていうことを言いたいんだけどさ。マジで何このグリップ。

【他故】ははは(笑)。

【きだて】ゴム引きのグリップって他にも色々あるんだけど、その中でも圧倒的に効くような気がするのね。

【高畑】ちょっと心配なのは、10年経ったらどうなの?っていう話があるけど。

【きだて】ラバーの劣化で、ネチャつきが出る可能性はあるよね。

【高畑】その辺が分かんないんだけどね。でも、「エアステップ」って芯が出てくるのを多分ウリにしてるように見えるんだけど、持ってみるとむしろこのグリップの良さが際立つというか。

【きだて】グリップがいいし、あとはそこそこ軽いじゃない。これもいい。

【他故】そうだね。

【きだて】純粋に、動かしやすくて書きやすいっていうのをすごい感じるのね。

【高畑】そうだね。

【きだて】書いていて非常に軽快というか。パイプも長いし、先端視界もいいし、書きやすくて、これで500円は相当良くないかっていう印象だったのね。

【高畑】そうだね。軸も細過ぎないのもいいよね。

【他故】ちょうど良い感じなんだよね。

【きだて】もうちょっと注目されてもいいと思うんだけど、あんまり目立った感じもなく。

【高畑】あの付属してるシールがいまいちだったんじゃない(笑)。

【他故】ええっ! 「エアステッピー」ですか?

【きだて】あ、アレそういう名前なの? 尻のとこにデカい穴の開いたズボンみたいなキャラ。

【他故】そうじゃなくて、全体的に「A」っていう形をしてるんだよ(苦笑)。

【高畑】店頭で買ったら、初回限定でシールが付いてきたよ。

【他故】付いてるね。

【高畑】これを本体に貼れってことでしょ? 本体にこれを貼ると、エアステッピーくんになるよっていうステッカーなんじゃないの。

【他故】確かそうだったと思う。

【高畑】でもこれは…貼らないでしょ。うーん。まあ、それはそうとして、グリップ感とちょうどいい太さと軽さで、すごく扱いやすいよね。さらっと扱いやすい。

【他故】ただ俺は、クリップノックはあんまりだなと思っちゃうんだけど。

【きだて】ああ、それはそう。

【他故】後ろを押しても別に良くない? 先っぽで長く書けるっていうのを強調したかったのかなと思いながらも、クリップスライドって使いにくくないですか?っていうのは思ってたのね。

【高畑】だから、「クルドガダイブ」と一緒で、あえてノックさせないっていう方向なんじゃない? 「ノックしなくてもそこそこ書けるんだぜ」っていうのを。

【他故】「長く書けるんだぜ」っていうのをね。

【高畑】だから、ノックがちょっとしづらくなってるから、このノックをするよりも先端をぎュって押し付ける方が楽ってことなんでしょ?

【他故】多分。

【高畑】先端プッシュで下がった分だけ芯が出るから、数回分はノックしなくていいってことだよね。5回に1回ぐらいノックするみたいな感じだよね。

AIRSTEP_Airstep Write.jpg

【他故】そのぐらいかな。

【きだて】とはいえパイプノックではないから、回数は少なくても結局ノックノブは使わざるを得ないわけじゃん。

【他故】まあそうだね、オートじゃないからね。

【きだて】だったら、やっぱり普通にノックにしといた方がよかったとは思うんだけども。

【高畑】でも、それだと多分気がつかないで、ずっと普通に使うんだろうね。普通のシャーペンだと思って。いやでもさ、これ普通のシャーペンでよくない?

【きだて】と思うよ。ぶっちゃけ、このグリップと握りやすさだけで「勝ちました」でいいと思うんだけどさ。それだとアピール足りないかな。

【高畑】先端にこの機構がなくてもよかったねっていうぐらい、普通に良いよね。

【他故】良いシャープペンシルなんだよね。

【高畑】普通に良いシャーペンなんだよね。で、先端で何回かノックできるのって、かつてプラチナの「ハヤーイ」とかああいうのが採用してた方式が多分近いと思う。中の機構をちゃんと見てないから分かんないけど、やってることはかなり近い。最大伸びてる幅に対して、今引っ込んだ分だけ足してくれるっていうやつだから、だんだん足し幅がちっちゃくなってきて、最後足し幅がなくなってノックしなきゃいけなくなるっていう機構なんだよ。

【他故】パイプが引っ込み過ぎちゃうからね。

【高畑】そう。中を開けてみたんだけど、これって多分、中に樹脂バネとかが入ってるんだけど、半分はコストダウンに寄与してる感じなのね。すごい機構が積んであるようにも見えるけど、実はそれってパーツの一体化みたいなことで、コストダウンにもなってるので、今いろんなものが高くなってる中で、すごくシンプルな構造で500円で収めている。えっと、何システムだっけ?

【他故】エアステップライト。

【高畑】エアステップライトっていう仕組みっていう風に言うこともできるけど、多分部品数を増やさずに、組み立てがしやすいみたいな構造なんですよ。その構造が、結果的にはノックしたらもう一回芯が出てくるにもなるみたいな。本来2個あるべきバネが1個でエアステップライトのクッションと共有化されてるっぽいんだよね。普通のシャーペンより多分バネが1個少なくて、そこが樹脂で代用されてる感じだと思う。

AIRSTEP_Cushion System のコピー.jpg

【他故】ほぅ。

【高畑】高くしないっていうのはもちろん良いことだと思うし、かつその機能も盛り込めて一挙両得な感じの設計っぽい。

【きだて】まあ、樹脂バネもそんなに寿命は長くなさそうなので。

【高畑】まあね。

【きだて】なので、グリップがベトベトになるよりも先にそっちがダメになるのかなという気もするんだけどね。

【高畑】どうかね? だって、「クルトガ」も樹脂バネが入ってるからね。だから、そこがどうなのか分かんないし、あとグリップの樹脂がどのぐらい保つのかも実際長く使ってみないと分かんない。

【きだて】分かんないけどね。ただね、俺はこの樹脂バネが結構好きでさ。クッション機能があるじゃん。

【他故】あるね。

【きだて】このクッション機能の樹脂バネの弾力が、俺にはすごくちょうどいい。沈み過ぎず、それでいて本当にガチの筆圧かけたら、ちゃんとクッションが効くみたいな感じで。

【高畑】うんうん。

【きだて】今までのパイロットのシャープに入ってるクッション機構って、やたらと柔らかすぎて。

【高畑】そうだったかな。

【きだて】「モーグルエアー」で。

【高畑】ああ、「モーグルエアー」ね。

【きだて】あれがね、本当に気持ち悪くて苦手だったんだ。軽くペン先を紙に置いただけでもうグニッて沈んじゃうから、こんなもん書けるかって投げ出したくらいで。でもこれは適度なサスペンションって言えるぐらいの弾力があって、本当に筆圧が強すぎたぐらいのところで程良く沈む感じ。これは樹脂バネを上手いこと調整したなという感じで。本当に書きやすいよ。

【他故】うん、分かる分かる。

【きだて】これもうちょっと注目されるべきでしょ、ということで俺が選考委員やってる「文房総選挙」にもノミネートしてもらったんだ。これはもっとみんなに触ってみてほしいシャープだよ。

【高畑】なるほど、なるほど。

【きだて】あとさ、今ってシャープが高いじゃん。

【高畑】そう。高くて、重くて、金属っていう、そっち方向に大分振ったからさ。

【きだて】1個あたりの単価を上げたいという思惑は分かるんだけどさ、やっぱ学生が使うシャーペンは500円以内で買えてほしいなというのはあるよね。

【高畑・他故】まあね。

【高畑】一方でさ、学生が2万円、3万円するシャーペンを買ってるわけじゃない。ていうのも事実としてはあるんだけど、みんながそうじゃないよねっていう。

【他故】それは絶対にそう。

【きだて】ほとんどの学生さんは、そっち側じゃないもんね。

【高畑】だから、そうあってほしいっていう。高いのがいっぱい出てるし、高いのがキャッチーではあるけど、とは言ってこういうのをちゃんと評価していくのは大事だなって思うよね。

【他故】これ、めちゃくちゃいいっすよ。割とグリップが効いてて。あと、思ったよりホコリがつかないなと思ってて。

【きだて】あ、そうそう。俺もそう思った。

【他故】このぐらいネバネバしてるやつって、ペンケースの中で結構ほこりくらうことが多いと思うんだけど、これつかないんだよね。

【きだて】だから、不思議なの。何だろうね、これ?

【他故】何だろうね(笑)。

【きだて】自体に粘りというほどのものがあるわけじゃないんだけど、ちょっとグッと握ると粘りを感じるという不思議な感じで。

【他故】そう、すごく不思議。キレイなままでずっと使えるんだよ。

――特殊素材なのかな?

【きだて】どうなんだろうね。これも劣化したら分かんないけど、とりあえず今の時点では他故さんの言う通りでホコリつかないね。

【高畑】このまま行ってほしいね。せめて数年は行ってほしいよねっていう気はするな。学生で勉強してたら。

【他故】中1から高3まで使えるぐらいはちゃんと保っててほしいよね。

【きだて】見た目もさ、ボディとグリップのゴム、上手いこと色を合わせてるじゃない。

【他故】キレイだよね。

【きだて】この辺もキレイだしで、パイロット的になかなかに力が入ってると思うんだけどね。

【他故】パッと見たときほぼ区別つかないもんね。

【きだて】そうそう。

【他故】よくできてる。

【きだて】もうちょっと売り方を考えましょうよ。

【他故】いやいや(苦笑)。

【高畑】何回か押しても芯が出てくるんだよっていうことが全然分からないパッケージで、グリップの良さもいまいち伝わらないし、もうちょっと端的に伝えてくれよって思う。もったいない。

【きだて】サイトでも、機能の説明がメインコンテンツ扱いになってないんだよね。

【他故】これについては、ホームページよりもプレスリリースの方が断然いいよね。ちゃんと性能が書いてあるわけだからね。

【きだて】だから、それをちゃんと前面に押し出しなさいよ!っていう。ほんとに俺は憤ってるんだ。すごい気に入ってるから。

【高畑】モノがいいのに伝わらないから、もったいないよね。この機構も悪くはないのだが。

【きだて】ほんとにもどかしいわー。確かにスライドノックだけはちょっとアレかなとは思うけど、でもエアステップライトなる機能を使わせたいなら、まあ仕方ないかというのも理解はするし。

【高畑】だからこそ、エアステップライトの使い方をちゃんと教えてあげてほしいんだけど。エアステップライトの機構って、いわゆる「オレンズ」みたいなパイプスライとは違うわけさ。それって、パイプが紙に当たってガジガジすることで出てくるんだけど、「エアステップ」に関して言うと、押して離したときにはちゃんと先に芯がちょっと出てくるじゃない。で、その分が書ける。また引っかかり始めたら、もう1回ギュっと押したらまたちょっと出るっていう機構なので。僕はね、パイプを紙に引きずるタイプのオートマチックはちょっと苦手なので、だから「オレンズ」とかでもノックしちゃうんですよ。

【きだて】うん分かる。

【他故】全くその通り。

【高畑】僕はどっちかっていうと、パイプから芯が出た状態で使いたいので、「エアステップ」のノック方式は、これはこれで使っていいなって思うので、全然嫌じゃないんですよね。

【きだて】そうなんですよ。俺は、オートマチックが割と苦手で、書いてる最中はノックでリズムを取りたいというか、一瞬の休憩が欲しいのね。で、グリップを持ち替えてノックノブを押すのもいいんだけど、集中してるときはもうちょっと休憩の間を小さくしたいというか、手を離したくなくて。だからこの先端ノックって、まあまあリズムとしてはいいし、手離さなくてもいいしで、割と好みの方式ではあるのね。という点で、パイプスライドよりはこっちの方が好ましい。

【高畑】そつなくていいじゃないですか。

【他故】むしろ、ガッチリ皆さんにお勧めできる。

【きだて】認知が低すぎるけど、すごくいいよ。

――これだけ機能があって500円以内っていうのはすごいですよね。

【高畑】そうそう。日本の文房具の良いところって、500円でもかなり良い品質で、機能性もあってみたいなのが作れるところじゃないですか。最近は高級化でちょっと見えづらくなっていた良いところが、またこうやって新商品として。まあ、過去から出てる商品で評価できるものはいっぱいあるんだけど、それとは別に、新しくこうやって出てくること自体はいいなと僕は思う。

【きだて】お安くていいものもちゃんと出せんじゃんっていうね。

【他故】いや、本当に。

【きだて】あとさ、これデザイン的にどう? これは令和デザインの系譜と言っていいの?

【高畑】どうなんでしょうね?

【他故】いや、むしろ昔なんじゃないの。これは、90年代リバイバルなんじゃないの?

【きだて】あー、そうかな?

【高畑】これは、「モノグラフ」みたいなストレートボディのタイプなので。ただ、色遣いとか、グリップとボディの間とかっていうのは最近ぽい感じはすごいするけど。この口金と軸の感じとかクリップは、他の製品をちょっと思わせてしまうので、エアステップらしさっていうのがもうちょっとあるといいかな。あとこの寸胴な感じがトンボっぽいじゃない。

【他故】消しゴムが出ない「モノグラフ」みたいな。

【高畑】そんな感じがちょっとするじゃん。まあ、グリップは確かに特徴があっていいと思うんですよ。全体的なバランスは悪くはないんだけど、個性として「エアステップ」らしさっていうのがどこにあるんだろうなって見ると、ちょっと弱いなっていうのはあるかな。

【きだて】ズドンとした棒っぽくて可愛くて、俺はこれも嫌いじゃない。

【高畑】これはこれで嫌いじゃないんだけどね。だから、覚えてもらうのにはちょっと弱いなって感じはするけど、でも悪くはない。だから本当に、地味なんだけど付き合ってみるといいんだよねみたいな、そんな感じなんですよね。

【他故】今回は限定で真っ赤(ケチャップレッド)と真っ黄色(マスタードイエロー)が出てたのが割と印象的で、すごいいい色なんですよ。こういうパキッとした色の製品って最近あんまりなかったような気がするので、僕は好き。

【高畑】限定色はきれいなんだけど、エアステッピーを印刷しなくてよかったのに(笑)。このロゴだけでよかったなと思うんだよね。

【きだて】黄色もちょっと「フレフレ」っぽくて良かったよね。

【高畑】悪くはないんだけどね。製品の品質の高さに対して、告知の仕方とか広げ方とかマーケティングとかが全体的に合ってない感じがするので、もったいないんだよね。

【きだて】モノとして良いからね。

【高畑】もっと知ってほしいはあるよね。このギュって押したらちょっと芯が出てくる感をもうちょっとどこかでうたいたいよね。あとはこのグリップの滑らなさ加減を、やっぱ手汗組組長としてはさ、ここは言いたいでしょ。

【きだて】毎回それ言われてるけど、俺未だに「手汗組組長」って呼称、馴染んでないからな(苦笑)。

【他故】ははは(笑)。

【高畑】いや、別に手汗組がどうこうじゃなくて、今回はマジできだてさんお気に入りのグリップで、実際きだてさんが記事としては多く語ってくれてるので、そこは大事だよね。

【きだて】いや本当にね、最初に持った時に、ここ最近で1番効くグリップはこれだなっていうぐらい感動したので。

【高畑】持った瞬間に「いいな」って思えるのはいいよね。

【きだて】それだけがあるからさ、店頭で手に取って書けるようにしてしほいよね。

【他故】パッケージに入っちゃってるからね。

【高畑】他故さんがホコリで汚れないとは言ってるものの、やっぱり外に出してると若干他のものと触れたりするから、汚れたりはするんだろうね。

【きだて】あとは、やっぱちょっと手垢とかはついてくるかもしれないね。

【高畑】だから、什器に直に立てるのは怖いんだろうな。それはそう思うよね。まあ、大きな店だったら、什器に試し書き用が刺さってくれたりとかするからさ、それでいいんだけどね。

【きだて】いやだからね、キャラクターは謎のエアステッピーじゃなくて、「押してちょっと出るちゃん」とか「すご効きグリップ君」とか、そういうのにするべきだったんだよ(笑)。

【他故】機能重視でね(笑)。

――ちょっと出るちゃんはどういう形になるんですか?

【きだて】ペン先からちょろっとだけ芯が出て、その芯に目がついてるとか。蛔虫っぽいやつ。

【他故】怖いわ(苦笑)。

【きだて】どのキャラクターと思ったら、芯がキャラかよっていうぐらいの(笑)。

【高畑】あと最近、パイロットって0.4㎜芯を推してるじゃん。

【他故】今そうね。

【高畑】多分、0.4㎜の芯を作ってる以上は、0.4㎜のシャーペンもある程度売れてくれないと困るみたいな感じだと思うんだけど。例えば、これに特徴を持たすんだったら0.4㎜とかさ。

【きだて】これの0.4はいいかもな。

【高畑】案外使いやすいんじゃね?っていう気がするね。

――これは0.5しかないんですか?

【他故】0.5しかないです。

【高畑】もちろん、要素が増え過ぎるから、最初からやらなくてもいい話だとは思うんだけど、エアステップライトかグリップのどっちかは、もうちょっと推してほしいね。

【他故】機能としてね。

【高畑】最近ちょっと、業界的な反省というわけでもないけど、業界的にどうしてもさ、重たくて高くて良いやつが出てきていて、それはそれで悪くないのでいいんだけど、そればかりが良いものではないので。楽にいっぱい書くっていう意味でいくと、この辺はかなり良いペンだなって正直思うのでね。

【他故】いや、本当にそう思いますよ。

【高畑】なので、我々的には流行らしていきたいって感じはするな。

【きだて】もうちょっと売れてほしいね。

【高畑】重心位置も結構前に来てていい感じだし。

【きだて】重心位置を気にするほどの重さでもないんだけどね。

【他故】まあ、全体的に軽いからね。

【高畑】軽くて太いからなお軽く感じるしね。

【きだて】ああ、そうね。とてもいいね。

*次回は「シンドバッド」です

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プロフィール

高畑 正幸(たかばたけ まさゆき)
文具のとびら編集長。学生時代に「究極の文房具カタログ」を自費出版。「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の「文房具通選手権」では、3連覇を達成した。サンスター文具に入社し商品企画を担当。現在は同社とプロ契約を結び、個人活動も開始。弊社が運営する文房具のWebマガジン「文具のとびら」の編集長も務めている。著書は『究極の文房具カタログ―マストアイテム編―』(ロコモーションパブリッシング)、『究極の文房具ハック』(河出書房新社)、『そこまでやるか! 文具王高畑正幸の最強アイテム完全批評』(日経BP社)、『文具王 高畑正幸セレクション 一度は訪れたい文具店&イチ押し文具』(監修/玄光社)、『究極の文房具カタログ』(河出書房新社)、『文房具語辞典』(誠文堂新光社)と、翻訳を手がけた絵本『えんぴつとケシゴム』(KADOKAWA)。新著は『人生が確実に幸せになる文房具100』(主婦と生活社)。
https://bungu-o.com/


きだて たく

小学生の時に「学校に持っていっても怒られないおもちゃ」を求めて、遊べる文房具・珍妙なギミックの付いた文房具に行き当たる。以降、とにかく馬鹿馬鹿しいモノばかり探し続けているうちに集まった文房具を「色物文具=イロブン」と称してサイトで公開。世界一のイロブンコレクターとして文房具のダメさ加減をも愛する楽しみ方を布教している。著書に『イロブン 色物文具マニアックス』(ロコモーションパブリッシング)、『愛しの駄文具』(飛鳥新社)など。
色物文具専門サイト【イロブン】http://www.irobun.com/

他故 壁氏(たこ かべうじ)
小学生のころから文房具が好きで、それが高じて文具メーカーに就職。ただし発言は勤務先とは無関係で、個人の見解・感想である。好きなジャンルは書くものと書かれるもの、立つ文房具と薄いペンケース。30分間文房具のことしか語らないトーク番組・775ライブリーFM「他故となおみのブンボーグ大作戦!」パーソナリティ。たこなお文具情報室所属。
「他故となおみのブンボーグ大作戦!」番組ホームページ https://daisakusen.net/