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【注目店舗】大阪・高槻の老舗文具店が"大人も楽しめる画材売り場"新設

文具のとびら編集部

桑内は大阪・高槻市で、今年で創業95年の節目を迎えた老舗文具専門店を展開している。その「クワウチ文具店センター街本店」は、高槻市中心部のアーケード商店街・センター街に立地。JR京都線高槻駅前と阪急京都線高槻市駅を結ぶ人通りの多い商店街で、同店はJRから徒歩約5分、阪急からは徒歩2,3分という好立地に店舗を構えている。1、2階の2フロアで売り場を展開しているが、2025年1月20日にリニューアルオープン。2階売り場を“大人も楽しめる画材売り場”として一新している。

今回、同店にお邪魔して、同社専務取締役の桑内彩さんと取締役の桑内英(はな)さんご姉妹にお話しを伺った。お二人は桑内義和社長のお嬢さんで、お姉さんで専務の彩さんが店舗の責任者となっているそうだ。

画材+教室も展開

2階ではそれまで事務用品を販売していたが、専門性の高い画材を揃えた本格的な画材売り場にリニューアル。実は、専門的な画材は久々に扱うのだとか。「以前は扱っていましたが、その後学童向けの画材に絞って扱っていました。最近、画材での問い合わせが増えてきたこともあり、専門的な商品を集めた本格的な画材売り場を復活させました」と、リニューアルの経緯について英さんはそう説明してくれた。

40坪ほどの売り場スペースの半分ほどを使い画材を展開。もう半分を教室スペースとして使っている。画材売り場では、アクリル絵具として人気が高い「リキテックス」や「ホルベイン」など専門メーカーのアイテムを新たに展開。また、筆やスケッチブック、額などの画材関連の商品も取り扱っているほか、以前から行っていたという額装やマット加工などのサービスも同売り場で提供している。さらに、製図関連の商品も品揃え。本格的な画材売り場を展開するのは久々だったため、画材メーカーにアドバイスを受けながら売り場を作っていったそうで、「自分たちもまだ知識がないので、メーカーの方たちに相談しながら、お客様が何を求めているか蓄積しながら売り場を作っています」という。

画材に関する問い合わせは、「これから絵画を趣味として楽しみたい」というような年配客が多かったそうだが、リニューアル後は画材に興味を持つ若年層の来店も増えてきているという。「額装してもいいのでは」と思うくらい本格的な絵を描く学生のお客もいるそうだ。また、プロの来店も目立つようになってきた。絵画教室の講師を務めているようなプロが買い物に来ているという。高槻市内で画材を専門に扱うような店舗はこれまでなかったので、以前は大阪市内まで買い物に行っていたような人たちが来店するようになったようだ。

2-3.jpg専門的な商品を充実させた2F画材コーナー


また教室スペースでは、毎月第1・第3火曜日にパステル画教室を開催。老若男女幅広い人が絵を習いに来ているそうだ。このほか、カリグラフィーや書道など、様々な教室を週末にかけて開催している。今後は、地域の人の作品を展示するギャラリー的な事業も行っていきたいそうだ。

「ただ商品を売るだけでなく地域のコミュニティの場になればと思っています」。そう話す彩さんは続けて、「今はデジタル化が進んで、文房具がなかなか売れない時代になってきています。文房具の良さを伝えるためには、物販だけでは伝わりません。お客様に使ってもらい、“これいいね”と思ってもらうために、新たに教室を始めました」と力強く語った。「このままでは、文房具がどんどんなくなってしまう」という危機感も持っているそうで、お客に文房具を使ってもらうための様々な取り組みを行っている。

4.jpg教室スペース

同店では、春と秋の年2回に「文具まつり」を開催。もう10年以上も開催しているそうで、日頃は扱ってないものを販売したり、万年筆のペンクリニックなどを開催して、毎回好評を博している。地元の事業所にも文房具を納入しているので、「BtoBのお客様も呼んでいます」とのこと。そうしたお客にも招待状を出して、文具の楽しさを体感してもらっているそうだ。

1Fでは定番文具から高級筆記具まで展開

1階売り場では、子どもから大人まで幅広く来店していることから、定番文具から高級筆記具まで展開。こちらも約40坪ほどの売り場スペースとなっているという。

6.jpg文具がすらりと並ぶ1F売り場


「探しているものがないとストレスなので」ということから、基本的な商品をしっかりと取り揃えているそうで、中でも筆記具に力を入れて展開しているそうだ。壁面と平台の2カ所で、高級筆記具を大きく展開しているほか、一般筆記具も充実させている。万年筆ファンの来店も多く、高額なシャープペンを買い求める中高生男子の来店も目立つとのこと。

5.jpg高級筆記具は充実の品揃え


7.jpg多彩な文具を展開


9.jpg1F奥の階段を少し上ったスキップフロアでリニューアル前に2Fで取り扱っていた事務用品を展開、ここは以前は売り場として使っていなかったスペースだという。

■所在地:大阪府高槻市高槻町15-24
■営業時間:10:00 ~ 19:00

95周年記念「ビンテージレザーペンケース」を販売

桑内は、昭和5年(1930年)の創業から今年で95周年の節目の年を迎えた。それを記念して、オリジナルの「ビンテージレザーペンケース」を販売している。ブラウン、ダークブラウン、レッドの3色で、価格は税込16,500円。店頭だけでなく、オンラインショップでも販売している。

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ビンテージレザーを使用しており、使い込むほどに味わいが増すペンケース。シンプルながら高級感のあるデザインで、ビジネスシーンやカジュアルな場面でも使いやすく、軽量かつコンパクトで持ち運びが楽。ファスナーはL字に大きく開くので、ペンなどを入れやすい。さらに、内部に大切な筆記具を収納できるレザーポケット付きなので(写真)、筆記具が落下した際やバッグの中で他の物とぶつかっても安心。

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